安心して進めるために知っておきたい 地震保険のポイント
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
この度元日発生した令和6年能登半島地震にて被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興と、被災者の皆様に平穏な日々が戻りますことをお祈り申し上げます。
本年も不動産会社として皆様のお力添えになれるように最適なサービスと情報を発信していきます。
何卒宜しくお願い致します。
今回はご加入されている保険について確認をして頂きたい気持ちを込めましてお話させて頂きたいと存じます。
不動産物件をお持ちのほとんどの方は火災保険にご加入されていますが、地震保険については
ご加入されていない方もいらっしゃると思います。簡単ではございますが地震保険についてご参考になれば幸いです。
- 地震保険とは
地震保険は、地震によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。 地震は場所を問わず発生し、生活基盤に大きな被害を与える可能性があります。 地震保険に加入することで、損害が生じた場合に保険金を受け取り、生活再建をサポートできます。
- 地震保険で補償されるもの
補償範囲は火災や土砂崩れ、地盤液状化など、地震による多岐にわたる損害を対象にします。 対象は居住用の建物と生活用動産(家財)で、ただし、事業用物件や工場などは対象外です。
- 地震保険の支払いについて
地震保険は他の保険と異なる特徴があり、保険金は損害の程度に基づいた4つの損害区分で支払われます(全損、大半損、小半損、一部損)。 また、火災保険とセットでの加入が必要です。
- 地震保険の保険金額
契約している火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内で地震保険金が決まります。 上限は建物が5,000万円、家財が1,000万円で、損害区分ごとに異なる保険金が支払われます。
- 地震保険の注意点
地震保険には他の保険と異なる特徴があり、保険金の支払いルールも異なります。 保険金を受け取る際には、「そんなはずでは」とならないよう、地震保険について加入内容をしっかり理解しておきましょう。
- まとめ
地震保険に備える際、被害が発生したら迅速な対応が重要です。 損害状況を保険金請求のために確実に残すために、以下のポイントを心掛けましょう。
・写真で損害状況を確認
地震で被害を受けたら、できる限り早く片付ける前に損害状況を写真におさめましょう。 これは将来の保険金請求において重要な証拠となります。
・撮影のポイント
建物の全景を4方向から撮影し、損害部分を近景・遠景といった複数の角度で撮影します。 同様に、家財の損害状況についても細かく複数枚撮影することが有益です。
・ドローンによる建物調査
弊社ではドローン飛行を用いた建物調査、空撮を行っており、より詳細な情報を提供しています。 ドローンによる視点からの情報収集は、損害の評価において非常に役立ちます。 被害に遭われた場合、お客様の不安を最小限に抑えるためにも、弊社へのご相談をお勧めいたします。 迅速な対応と専門的なサポートで、保険手続きをスムーズに進めましょう。 お気軽にお問い合わせください。
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